令和8年の御朱印
木版画風の御朱印は、御朱印帳に直接お書入れすることもできます
令和8年の御朱印について
昨年に引き続き「和歌」を入れた御朱印を継続することにしました。
昨年は、神道や古来の日本人の感覚の入った和歌を中心に選定しました。
今年は、万葉集はもちろんのこと、親しみのある「百人一首」の和歌なども混ぜてみようと思います。
ぜひ、参拝の折にお受け頂けると嬉しいです。月参りをされている方には、いつも楽しいお話をさせてもらい感謝しております。お気軽にお声がけ頂けると嬉しいです。
令和8年3月の月替り木版画風
「これやこの 行くも帰るも 別れては
知るも知らぬも 逢坂の関」
「これやこの ゆくもかえるも わかれては
しるもしらぬも おうさかのせき」
<< 詠み人 >>
蝉丸(せみまる)
<< 意訳 >>
これがあの、京都から旅立つ人も帰ってくる人も、知り合いも
知らない他人も、ここで別れてはまた会うという逢坂の関なのだな
<< 選定への想い >>
百人一首の「坊主めくり」では、スペシャルな存在の蝉丸の一首です。3月は卒業シーズン。卒業は「別れ」の最たるものですが、長い人生の中には多くの別れと出会いがあります。人との出会いをはじめ、趣味や仕事、旅行先の観光地や草花・・・出会いを大切にしたくなる歌です。「行く・帰る」「別れ・逢う」「知る・知らぬ」と対義語を並べた遊び心にも注目です。
令和8年2月の月替り木版画風
「君がため 春の野に出でて 若菜摘む
我が衣手に 雪は降りつつ」
「きみが為 はるののにいでて わかなつむ
わがころもでに ゆきはふりつつ」
<< 詠み人 >>
光孝天皇(こうこうてんのう)
<< 意訳 >>
あなたにさし上げるために、春の野に出て若菜を摘む
私の着物の袖に、雪がしきりに降りかかかっています
<< 選定への想い >>
光孝天皇が、若い頃に詠まれた百人一首の有名な和歌です。
2月4日は立春です。春夏秋冬の巡りの中で、命の巡りがスタートする特別な日で、まだ寒さの残る中、新しい命が芽吹きます。
その芽吹きの力(=若菜)を食べると、力が得られると昔から考えられており、この歌では大切な誰かの為に若菜を摘む「優しさ」や「思いやり」が感じられます。
令和8年1月の月替り木版画風
「新しき 年の初めの 初春の
今日降る雪の いやしけ吉事」
「あらたしき としのはじめの はつはるの
きょうふるゆきの いや重けよごと」
<< 詠み人 >>
大伴家持(おおとものやかもち)
<< 意訳 >>
新年を迎え、初春(立春)も迎えた。今日降り積もる雪のように、
良い事がたくさんあって欲しいものだ。
<< 選定への想い >>
「万葉集」の最後に掲載されている大伴家持(おおとものやかもち)の和歌です。昔は立春の頃が正月でした。新年に雪が降ることは、豊作や良い事の知らせとされており、新年への期待を感じる歌です。この辺りでは、大晦日を「お歳取(おとしとり)」と言い、御馳走を家族で食べて誕生日のように祝います。皆で一つ歳を重ね、目標を立て、新年に期待し、良き年を祈るお正月にしましょう。
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